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ルーテル教会とは

ルーテル教会とは、新約聖書の伝統に立ち、中世の教会が聖書の信仰から離れていたとき、宗教改革の炎をもって立ち上がったマルティン・ルター(1483-1546)の宗教改革によって再発見された福音の教えの上に立つ教会であります。

ローマカトリック教会で無名の修道士だったルターが、1517年10月31日、九十五箇条の論題をヴィッテンベルク城の教会の門に貼ったことによって始まった改革の波は、取り押さえることのできないように広がり、ついには西方キリスト教界全体に広がるようになりました。それによってルターの宗教改革は、神学的、文学的、教会的、社会的、民族的に大きな影響をもたらします。Lutheran(ルーサラン)という言葉は、「ルターに従う者ら」とカトリック教会から付けられたあだ名でしたが、結果としてルーテル教会の名称になりました。
ルターは、「聖書のみ、信仰のみ、恵みのみ」を掲げ、命をかけての強い思いで腐敗した中世の教会と闘いながら、しかし、その時まで継承されてきた教会の伝統を生かし、礼拝の儀式、音楽、聖礼典を大切にすることを 通して模範的な信仰共同体を形成しました。

ルーテル教会は、新約・旧約聖書を信仰と生活の第一規範とし、使徒信条、ニケア信条、アタナシオ信条、アウグスブルク信条、同弁証論、大・小教理問答、シェマルカルド信条、和協信条を第二の規範として告白しています。

日本ルーテル教団 沿革

本教団は、米国ルーテル教会ミズーリ・シノッドが1948年9月19日に東京チャペル・センターでウィリアム・ダンカー宣教師の就任式を行い、日本宣教開始を公式に宣言したことに始まります。
1951年、民間ラジオ放送が始まると同時に、ルーテル・アワー放送を用いた伝道を展開しました。1968年に会衆主義制度の自治教会となって米国教会から独立し、1976年には自給を達成しました。国際的には「国際ルーテル教会協議会」に加盟し、ルター派の信仰を共有する海外の諸教会との交わりを持っています。

国内的には、1966年、日本福音ルーテル教会と「聖壇と講壇の交わり」を宣言して信仰の一致に基づく交わりをもち、ルーテル学院大学・日本ルーテル神学校において日本福音ルーテル教会と協力して神学教育を行うようになりました。また、1999年にはルーテル世界連盟に準会員として加盟して、全世界のルーテル教会と広く交流を持っています。

その他、教団傘下の教育施設として、埼玉県さいたま市に浦和ルーテル学院小・中・高等学校、埼玉県飯能市に聖望学園中・高等学校を経営しています。

役員・スタッフ紹介

江本 真理
Shinri Emoto

代表役員・教団議長
竹の塚教会教職

白井 真樹
Masaki Shirai

教団副議長
北海道地区/大麻教会教職

西川 真人
Masato Nishikawa

宣教総主事
北海道地区/北見・旭川・深川教会教職

松永 桂子
Keiko Matsunaga

事務局長
鵠沼教会信徒

アクセス

〒102-0071 東京都千代田区富士見1-2-32 日本ルーテル教団
TEL:03-3261-5266~8 FAX:03-3262-7759