慈しみとまことが出会うところ

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晩秋。木々は最後に残ってる葉っぱと別れようと必死に彩り、別れの美しさを現してくれる時。今は去っていく秋と来る冬が出会う頃。よく頑張った、よろしく、と。そこで、冬は秋に委ねられた季節の色をしっかりと出して、定められた時を飾らなければならない。

どんなときでも止まることなく動いて時を現す四季の坦々とした姿に神を見る。そこは人間が帰ってゆくところ。いつでも帰るように呼び掛けられるところ。しかし、重いものを背負っていない者だけが、その出会いを果たすことができよう。今は晩秋。裸になるまですべてを手放して、訪れる他の季節に委ねる時。担いきれないほど背負っているわたしこそ見倣わなければ!

「主を畏れる人に救いは近く/栄光はわたしたちの地にとどまるでしょう。慈しみとまことは出会い/正義と平和は口づけし まことは地から萌えいで/正義は天から注がれます。主は必ず良いものをお与えになり/わたしたちの地は実りをもたらします。正義は御前を行き/主の進まれる道を備えます」(詩編85:10‐14)

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