今、ここを生きる

コロナの拡散によってこの冬はいつの冬より辛い日々かもしれない。このような状況を早く終わらして以前の平凡な日常を取り戻したいと強く願うけれども、以前は本当に幸せな日々だったのだろうか。その時はその時で他の日々を望み、こんな状況ではなく！という思いで、現実離れ状態を生きていたのではないだろうか。今がどんなに多くの制限と辛さの中に置かれているとしても、必ずここにキリストがおられ、その光に照らされることを信じるなら、毎日が喜び溢れるクリスマスである。

「人生の様々な苦悩の中で、闇からキリストの光へと向かう道が絶えることなく開かれます。それはまるで、今私たちが歩いている部分をキリストが照らし、その光は私たちの一歩一歩に寄り添い、私たちの内にある福音の奥義を照らし出すかのようです。この奥義とは、キリストの内に、私たちが自分のすべてを投げ出すといううこと。今日も、明日も、人生のすべての日々において」（Br.ロジェ）。

「なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです」（フィリピ3:13～14）。