顕現
2021年1月6日
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東の方に住む人たちに救い主の星は輝いた。東の方に住む人たちとは、聖書では、神の側から見たときには「罪人」、つまり自分自身のためにだけ生きようとする人を表す。自分自身のためにだけ生きる世界には、常に競争があり、敵対心が絶えない。救い(平安、安らぎ)を求めるてこの世のそれらしきものを求めさ迷い続ける。自分がばらばらになるほど働き、知識を増やして心の確信を求める。しかし、そうすればするほど、人は、傲慢というものを友にするようになり、弱者を土台として組織的に搾取する構造を作り上げてゆく。その上に、今、わたし自身も立っている。そこへ救い主の星は輝いてくださった。さあ、ベツレヘムへ行くかどうするか、決めるのはわたし自身である。
「学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた」(マタイ2:1~12)。