救いの喜び

自分が何かの問題を抱えていることは、実は祝福されていることと、この頃思うようになった。家族間のことや仕事のこと、健康上のこと、人間関係、経済的なこと、様々なことで、わたしたちは苛立ち、がっかりし、悩み、不安になり、場合によっては死を思う時を迎える。しかし、これらのことは、イエス・キリストとの交わりを豊かにしてくれる、とてもいいものである。わたしたちは、思うように物事が進むときに、神を求めない。それが長続きすれば問題はないかもしれないけれど、良い状態はそれほど長く続かないし、神を必要としない状態は隣人をも必要としないことであるゆえ、あってはならない人の姿である。何らかのトラブルは苦しみや悲しみを伴われるが、それらのことをイエス・キリストにもっていく、連れていく、打ち明けることによってそれらの裏に潜んでいる救いの喜びを自分のものにしたい。

「イエスが多くの病人をいやされたので、病気に悩む人たちが皆、イエスに触れようとして、そばに押し寄せたからであった」（マルコ３：７～１２）。