幸せになる権利

幸せになるために条件を付けるときがあります。経済的な豊かさ、親切な友だち、優しい両親、従順な子ども、人に勝る才能や人気・・・これらのことが条件になっている限り、私たちは本当の幸せを味わうことは出来ません。貧しくても、友達がいなくて一人ぼっちでも、優しくない親のもとで愛されず育ったとしても、人と比べて何か優れた才能など何もなくて誰からも好かれなくても、私たちには幸せになる権利があります。神さまが愛してくださっているからです。神さまは私たちが何かができるから愛してくださるのではなく、今のありのままの姿で心を神さまに向けるときに、愛し、いたわり、祝福の源として人々の交わりの中に遣わせてくださるのです。神さまの愛をもって人々の交わりに入っていって分かち合う歩み、それ以上に幸せなことがあるでしょうか。

「わたしが喜ぶのは愛であっていけにえではなく 神を知ることであって焼き尽くす献げ物ではない」（ホセア5：15～6：6）。