知恵に生きる

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知恵、それは愛の行い。一つ一つのことを、ただ愛する行いの中に知恵はあるのです。知恵のある人は、悪人に立ち向かいません。悪人の先を行きます。誰かが自分を騙し取ろうとして大切なものを奪われたとき、その人に立ち向かうことなく、奪い取られた大切なものよりもっと大切なものに心を向けます。知恵の中で愛するということを学んだ人は、自分から何かを奪い取ろうとする人を「良い人」と見ることができるのです。実際、持っているものが減るということは、身が軽くなって動きやすくなることだからです。心身共の断捨離のために、今日も知恵は悪人の姿をして私たちを訪ねてくるかもしれません。今日は、どうそ!と思い切り差し出して、新しい始まりを生きる知恵の日。

「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを青草の原に休ませ 憩いの水のほとりに伴い 魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしくわたしを正しい道に導かれる。死の陰の谷を行くときもわたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖 それがわたしを力づける。わたしを苦しめる者を前にしてもあなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの頭に香油を注ぎ わたしの杯を溢れさせてくださる。命のある限り恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り 生涯、そこにとどまるであろう」 (詩編23編)。

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