キリストの心を生きる

偏見と偽り。人の心の中からこれらが除かれたらどんなに平和な世界になるのだろうと思います。しかし残念ながら、私をはじめすべての人は偏見と偽りのかたまりと言ってもいいほど、それらを基盤として生きています。民族間の優劣争い、絶えない社会の偏見と差別、個々人の地位や名門を誇る学識･･･まるでこうした仕組みの中で勝ち取った者には幸せが保証されているかのように、偽った世界の中で私たちは空しいものを追いかけて生きる場合が多くあるのです。

そうではなく、こうしたこの世の仕組みに気づき、上からのものを求めて自分を解放して自由になる歩みの中に、幸せを司る力の純真さ、温和な心、優しさ、従順な心は与えられるのでしょう。これらは、キリストの心です。キリストの心を生きる、幸せを生きる、今日がそういう一日でありますように！

「上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく、偽善的でもありません。義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです」（ヤコブの手紙3:17～18）。