自己と他者

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私がここにいるという感覚をもちうるのは、自分が誰か別の人の無視できない対象である時だ。愛されずに、憎まれるのでもいい。他人の中で自分が何か意味のある場所を占めていることが必要だと、精神科医は言う。それを欠くと、人は自分が透明人間になったように感じるのだろう。

   (10月25日 朝日新聞の『天声人語』より)。

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