回復

本来のあるべき姿が歪められてしまうのは、神さまの創造の秩序に反すること。
その理由が病気であれ、事故であれ。
差別概念からであるならなおさらのこと。

一人の女性が熱を出して寝込んでいた。
イエスさまは彼女を癒してくださった。
彼女は起き上がって、イエスさまとご一同に仕えた。
以前、彼女は、「仕えた」人ではなく、「もてなした」人に訳されていた。
「仕える」は使徒的働きを表し、「もてなす」は一般的働き方を表す。
同じ動詞が女性の場合と男性の場合とは異なるように訳されていた。
訳す人の価値観によって原語が誤訳され、それによって創造の秩序まで歪められてしまう。

神さまの創造の秩序まで危うくさせてしまう人の価値観。
私はどんな価値観をもって信仰の道を歩いているのだろう。

「シモンのしゅうとめがひどい熱に苦しんでいたので、人々は彼女のことをイエスにお願いした。
イエスが枕元に立ってねとぉ叱りつけられると、熱は引き、彼女はすぐに起き上がって一同に仕えた」（ルカによる福音書４：３８b～３９）。