知恵
2022年5月31日
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昔も今も、自分の弱さをまっすぐに見つめることを人は避けようとする。
権力の座にいたり、経済的に恵まれている人であればなおさら。
見つめることができれば、そこには自分の想像を超えて働いておられる方が、
どんなに豊かな恵みに満ち、力をもっておられるかに気づかされる。
その方がくださるものの中でのみ、人は幸せを生きることができる。
二人のラビが話をしていた。
「知恵と金と、どちらが大切だろうか」
「もちろん、知恵に決まっているよ」
「知恵の方が大切とするなら、どうして賢人が金持ちに仕え、
金持ちは賢人に仕えないのだろうか?
いつも学者や哲学者たちが金持ちのご機嫌を取り結んで、
金持ちは賢人に対して横柄にふるまっているではないか」
「それは非常に簡単なことだ。賢人は金のありがたみがわかるが、
金持ちは知恵の大切さがわからないからだ」。
(ユダヤ・ジョーク集より)。
「短い時間でわたしを説き伏せて、
キリスト信者にしてしまうつもりか。」
パウロは言った。
「短い時間であろうと長い時間であろうと、王ばかりでなく、
今日この話を聞いてくださるすべての方が、
私のようになってくださることを神に祈ります。
このように鎖につながれることは別ですが」。
(使徒26:28~29)。
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