今ここに
2022年6月13日
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時間の奴隷となって働き、それを当たり前に生きる現代の私たち。
時間に捕らわれる生き方は、死者の中を生きる生き方。
その中では、古くされ、廃れ、老い、朽ちゆく。
虚無感だけが大きく場を取るのである。
流れる時間ではなく止まった時を生きる冒険に出た人は、
その中に流れる喜びの川や、肉眼には見えない神秘の中の宝に気づく。
そこでは、流れる時間を、むしろ制御し、
スケジュールの山に埋もれてしまうことは決してない。
たえず内なる声に耳を傾けることによってのみ、
自由と歓喜に満ちた新たな人生に向かうことができる。
(ヘンリ・ナウエン「心の奥の愛の声」より)
こうして、私たちは子どもではなくなり、
人の悪だくみや、だまし惑わす策略による
どのような教えの風にも弄ばれたり、
振り回されたりすることなく、
愛をもって真理を語り、頭であるキリストへと
あらゆる点で成長していくのです。
(エフェソ4:14~15)。
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