知恵
2022年6月14日
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クロゼットの前で時間を費やすときが度々ある。
かかっている服をただ眺めているとき。
何を着ればいいか選べないときである。
ところが、その中に、
いざとのときに着るべきものはない。
必要以上に持っているとき、
持っているものによって大切な時を費やし、
それによって虚しさに招くようになる。
今日は少しでも手放す勇気をいただこう。
「私を愛している?」と訊いたとき返ってくる「はい」という返事を、
信じなければならない。実際にはそうはならなくても、
この「はい」を選び取らなくてはいけない。
堅固な場所を信頼しなければいけない。
たとえ神の愛を感じていなくても、感じていると言える場所を。
今のところは、虚しいばかりで何かを選ぶ気力もないとしても、
「神は私を愛してる、神の愛だけで充分だ」と言い続けるのだ。
何度でもその堅固な場所を選んで、
挫折するたびにそこへ帰らなければいけない。
(ヘンリ・ナウエン「心の奥の愛の声」より)。
知恵のない者ではなく、知恵のある者として、
どのように歩んでいるか、よく注意しなさい。
(エフェソ5:15)。
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