希望

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三匹の蛙が牛乳の樽の中に落ちた。
一匹は、主のみ心通りなるように祈って神様に任せた。
しかし、すぐ死んでしまった。
もう一匹は、この樽はあまりにも深いので
ここから逃げ出すことはできないと諦めてしまった。
この蛙もすぐ死んでしまった。
三番目の蛙は、鼻と口を牛乳の上に浮かべて休まず泳いでいた。
しばらく泳いでいると固いものが足に当たった。
蛙はその固いものを足台にして外へ飛び出すことができた。
生き残ることができたのだ。
外へ飛び出せるように足台になってくれたのは、
蛙が泳いでいる間に固まってできたバターだった。
(ユダヤ人の 「タルムード」 より)

 

 

祈りの核心にあるものは同じであっても、
その表現はさまざまな形をとります。
ひたすら沈黙の中で祈る人もいます。
たくさんの言葉を必要とする人もいます。
アビラの聖テレジアはこう記しています。
「主に語りかけるとき、何を言っているのか
自分でもわからないときがあります」。
またある人は、他の人々と共に祈るときに、
地上における天国の喜びや豊かな充足感を見出します。
(Br.ロジェ 「信頼への旅」 より)


(カトリック 品川高輪教会)

主よ、私の正しさをお聞きください。
叫びに心を向けてください。
耳を傾けてください
偽りのない唇からでる私の祈りに。
・・・
瞳のように私を守り
あなたの翼の陰に隠してください。
(詩編17篇)

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