人間の身勝手
2022年11月30日
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一つの月が去ろうとしている。
一つの季節が終わろうとしている。
暖かさが続くことに憂いな思いもあった。
だから、新しい季節を迎え、寒い日々を過ごすことで
憂いな思いはなくなるのでは・・・
しかし、寒くなったら身をかまえなければ!という思いが、
迎える新しい季節に対してバリアになる。
人間って、こんなにも自分勝手なものなのか。
去る季節が与えた実りや数知れない出会いに心を向けず、
新しい始まりに対する希望をも持たず、
わが身の安全ばかりを考えている。
お世話になった一月、一季節を送りながら改めて思う。
精神的に盲目な人は
見るべきものが見えないだけでなく、
自分が盲目であることにさえ気づかない。
(テオドール・ベッカー)
ほんの僅かな間、私はあなたを捨てたが
深い憐れみをもって、あなたを連れ戻す。
怒りが溢れ
僅かな間、私は顔をあなたから隠したが
とこしえの慈しみをもってあなたを憐れむ
—あなたの贖い主、主は言われる。
(イザヤ54:7~8)
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