喜び、涙の中
2023年3月17日
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一つの扉が閉まってしまえば、他の扉が開く。
心理学者で精神分析専門の彼女はパーキンソン病にかかり、
一か月ほど絶望の中で寝込んでしまっていた。
そうしているうちに、効かなくなった左の足が、
右の足に連れられて歩けることに気づいた。
どんな状況に置かれても、新しい扉が開く。
病気によって、新しい気づきを与えられる日々、
彼女は言う、病気に感謝するようになったと。
内面の幸せを奪うものはだれもいない。
私たちの誰もが弱い葦です。
その弱さが、今、人の目に触れていようといまいと。
思いやりのある生き方は、
強さが弱さの中に隠されており、
本当の共同体は、弱い人々の交わりによって
成り立つと信じる生き方のことです。
(ヘンリ・ナウエン「Bread for the Journey」より)
涙と共に種を蒔く人は
喜びの歌と共に刈り入れる。
種の袋を背負い、泣きながら出ていく人も
穂の束を背負い、喜びの歌と共に帰って来る。
(詩編126:5~6)
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