弱肉強食

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自然界に生きることは弱肉強食の中に生きるということ。
それは、多くの敵をもち、常に戦闘態勢に生きることを意味する。
しかし人間は、なんでもできるようになりたいゆえに、
学問を学び、知識を増やし、生きる術を身に着ける。
しかし、小さな虫けらに、大切に育てたものが奪われ、
しかも、いつ、どういうやり方で奪っていくかも知らない。
だから、人間は、知っているようで、
ほんとうは、虫けらにさえ勝てない
無力で、無知な存在なのかもしれない。
多くの矛盾の中を、今日も生きよう。

 

ルターハウスでとれたイチゴ。
色づいて食べごろになったものは
虫に先採られてしまった。

 


人にはいろいろの賜物がある。
食事会で、学生の一人がパンを焼いてくれた。
いつも私が焼いているパンよりおいしかった。
しかし、レポートの課題がまだ終わっていない、
と言いながら、一日余りの時間をかけてパンを焼く人。
その人の気持ちを、わからなくもないけれど…

 


テニスコートに塩化カルシウムをまいた。
土を柔らかくして潤いを与える作業。
どんなものにも優しさと潤いは必要なのか。
私には初めての体験で、もう一つを学んだ。

神は私たちに命をお与えになる。
私たちの足をよろめかすことはない。
(詩編66:9)

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