昨日はきれいに見えていた三日月が 今日は雲に隠れて全く見えない。 三日月のように小さく天真爛漫なときが 昨日のように鮮明に記憶にあるのに 瞬く間に六十の棘を超え、 どのように死を迎えるかを悩んでいる。 人の一生涯はこんなにも短いのに どうして時を無駄使いしているのだろう。