聴く
2024年2月19日
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人の話をどれだけ聴いているのだろう。
音としての言葉は聞いていても、
その言葉を通して伝えようとしていることが、
話す人の心の中にはうめき声としてあるのに、
表面的に聞こえる言葉ですべてを判断してしまっている。
傾聴すること、
それは、その人を尊重することはもちろん、
その人の中におられる神の存在を敬うこと、
そして、その人を通して神が私を見ていてくださっている、
そのことに気づくことである。
私の声よ、神に届け。
私は叫ぶ。
私の声よ、神に届け。
神は私に耳を傾けてくださる。
苦難の日にわが主を尋ね求め
夜もたゆまず手を差し伸べた。
しかし、私の魂は慰めを拒む。
神を思い起こし、呻き、思い巡らそう
私の霊が萎え果てるまで。
(詩編77:2-4)
日曜日に、「現存」する神を求めて教会に行くのは、
神との出会いの一つの道に過ぎないことがわかれば、
私たちの霊性ははるかに豊かになるに違いありません。
神は生きて働いておられます。
ご自身が創造した世界に関心をもたれ、
そのどこにでもいつも存在され、
絶えず関わりを求めてご自身を開いている方です。
(「キリストのように聴く」トーマス・ハント)
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