牧師室

朝、木の上で鳴いている烏に気をつけながらたどり着いた海辺。 そこでは、烏が砂の中から餌を探していた。 きっと貝殻の中のものを食べているのだろう。 烏も食べ物への好みがあるのだろうか。 たとえば、ある烏は肉が好きである烏は…

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百合

庭いっぱいに良き香りを放ってくれていた百合が、 今日の雨風で終わりを迎えた。 短い間だったけれど、思い切り咲いてくれて、感謝! あなたの香りで幸せでした!! 命あるものは、必ず、いつかは終わりを迎える。 大自然はそれを教…

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覆う

梅雪 梅に塩をかけたら 雪が降ったようになった 雪の季節に花を咲かせ 梅雨の季節に塩雪をかぶる 美しく見えるけれど どちらも過酷 そうやって梅は 自分の果たすべき働きを全うする   少々遅れながらもその心があり…

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明堂

大磯の山を歩き、気が安らぐ場に出会った。 高麗山の頂上。 山道を歩いてたどり着くと、澄み切った空間に出会う。 広々していて、何一つ引っかかるものはなく、 周りの巨木はみなその空間を覆うように立っている。 いつまでも留まっ…

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背中

子どもは親の背中を見て育つ。 息子の結婚式を機に、 自分がどんな背中を見せていたのか 心配になった。 きっと彼は学んだことを生きると思うから。 反面教師にでもなっていれば それでもよいけれども。   &nbsp…

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ハエ先生

大きなハエが開けておいた窓から入って来た。 その瞬間から、私とハエは互いに居心地が悪くなった。 気にしないようにと思っても、ハエは飛び回る。 ハエにとって私の部屋は狭い。 外へ出してあげようと近づくと、狂った飛び方をして…

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丸い人生

私の人生の形は四角?三角?丸? 他にもいろいろの形がある。 私の人生はどんな形を成しているのだろう。 ある人は自分の人生を常に丸く捉えると言う。 成績がビリのときには後ろから数え始める。 そうすればトップになるのだから。…

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とどまる

気づかないうちに心はとんでもない所にとどまろうとする。 未来への不安や人との関係から生じる恐れのただ中に、 さらには、人の人生の中にとどまって 自分の思いを貫こうとして苦しむ場合がある。 心がさ迷っている状態である。 わ…

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  来るときは大きな音を立てながら猛威を振るい、 去るときはそっと姿を消して去ってゆく。 その風の如く最期を迎えられたらどんなにいいことか。 無気力感を味わいながら過ごした一日が終わろうとしている。 時の歩く些細な音が私…

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ミッション・ジョイ

映画「ミッション・ジョイ」を観た。 南アフリカ聖公会大主教デズモンド・ツツと 僧侶ダライ・ラマ14世とのドキュメント映画。 デズモンド・ツツ主教は, 南アフリカのアパルトヘイト(人権隔離政策)撤廃運動の指導者の一人。 ダ…

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