牧師室

二つ

形が似ている二つ。 色も違い、中身も違う。 しかし、両方とも必要とされ、いっしょにいる。 違うからこそ、調和していて美しく、 シンプルさも有している。 村の人は「取扱説明書」にそって 仕事をするのが大好きです。 お客さん…

続きを読む

還暦

還暦を迎える歳になると立派な人になるんだと思っていた。 少なくても、昔の周りの人はそのように見えた。 しかし、いざ自分がなってみると、 歳の分だけの内面の成長がついて来ていなく、 歳を隠したいくらい、大人になっていない自…

続きを読む

今、ここに

今年は桜の満開をゆっくり見ることができた。 季節の感覚を味わい、桜の美しさに感動する。 今、目の前にあるもの、起きていることに気づき、 それらと共に生きる喜びを味わうことを離れて 幸いを手に入れることはできない。 「私た…

続きを読む

夢が現実に向かって歩いてくる音がする。 音をたてまいと、そっと歩いてくる夢の姿。 描いたこともすっかり忘れていた、今、 この現実のただ中にわかりやすい姿で現れ、 描いた人の心をときめきさせる。 今晩は眠れなさそうな夜だ。…

続きを読む

生きる

生きるということ! 誰に対して、何に対して生きるのか。 ほとんどの人はどれが本当の自分なのかも知らずに 自分自身に対して生きている。 そのときの自分とは、 エゴの固まりの自分である。 エゴの自分が中心になるとき、 人は幸…

続きを読む

文学

書庫の整理はなかなか進まない。 古い本を処分するつもりが、 おもしろそうな本を発見して読み始める。 ドストエフスキーの白雉を読みだしてしまった。 やはり文学作品は神学書よりずっと楽しい。 いつの間にか座っている場所が 書…

続きを読む

誘惑

名誉と権力に弱く、誘われたらすぐついていってしまう人。 誘惑がきたとき、心の中では多くの声が騒めき始める。 どこまで行けば自分の限界を知るようになるのだろう。 今だってヘッドヘッドなのに… 騒めくということはまだ分かって…

続きを読む

飛べる

人と分かち合うときの喜びは 人から何かをいただく場合より大きい。 赦されるときの感謝の心は大切だが、 赦すときの喜びは天を飛べそうになる。 愛される人になりたいという強い願望もあるが、 愛する人になるための広い心を求める…

続きを読む

喜び、涙の中

一つの扉が閉まってしまえば、他の扉が開く。 心理学者で精神分析専門の彼女はパーキンソン病にかかり、 一か月ほど絶望の中で寝込んでしまっていた。 そうしているうちに、効かなくなった左の足が、 右の足に連れられて歩けることに…

続きを読む

卒園式

出逢いがあれば別れがある。 しかし、晴れ舞台に立った人との別れは喜びが伴われる。 けれども、涙が出た。 この子たちが自分を成長させてくれたのだ。 神を仰ぐ視点や自分自身との関係、 人と向き合い方を教えてくれた。 純粋なそ…

続きを読む