牧師室
さ迷っていい
人生の海にいると方角がわからなくなることがある。 それは、地図を持たされていないから当たり前のこと。 羅針盤もないからさ迷っていい。 さ迷っているからと言って道を失ったのではない。 自分の道を見つけるまで、探しつづけてさ…
続きを読む共感
台風が去り、天気は一気に十月のようになった。 涼しくなれば、遠くなっていた本が友達のように近寄ってくる。 読書の季節! 今年の秋はどんな本を熟読しようか。 思うだけでわくわくする。 自分の弱さや悩みが、本の中に、 作家が…
続きを読む七転び八起き
『平和』であるとか、『平穏』であることの幸い。 それはどういう人の姿を言うのだろう。 それは、何度敗れても再び立ち直ってトライする人の姿、 何度恥を受けても、その心を神に向かって開き続ける人の姿、 願いが適えられなくても…
続きを読むまったり いこっ
日めくりカレンダー ある高校生たちの作品 これから一ヶ月間続く。 純粋で、あるがままの心の現われ たった一言なのに 数千字を越える自分の説教原稿より 魂を揺さぶられる。 新しいものを求めている…
続きを読む金時山
久しぶりの山道。 夏の間に鈍ってしまった体を 何とか動かして歩くものの 頂上に近い道の険しさに 足がなかなか前へ進まない。 登り道ばかりだから!と心の中では不満が! 山道だから当たり前のことにも腹が立つ。 その罪深さを山…
続きを読む識別
「親しき中にも礼儀あり」という言葉がある。 各々の人格を尊重するようにということ。 王様が、国のためにと思っても、 預言者の領域を侵してはならない。 仲の良い夫婦こそ 二人の間には礼儀が守られている。 子どものことを大切…
続きを読む私の王
(夕日に映った富士山 9月12日) 聖書は王制を否定する。 神さまは、王が民を自分の奴隷のように使うことを知っていた。 それで、イスラエルを神政国家にし、 神が預言者を通して治めることを求めておられたのだ。…
続きを読む祈り
ある人が献身の思いを抱いて祈っていた。 修道院で、何日も一人で祈っていると、寂しくなり、 主の僕の道がこんなに寂しい道なら、いっそうやめよう、 もう耐えられない、そう思って心が暗くなってきたとき、 窓の外から人の声が聞こ…
続きを読む中秋の名月
真丸いお月様がきれいに登ってきた。 今日は中秋の名月。 太陽暦で、8月15日。 十五夜、または「芋名月」と呼ばれる。 平安時代に「お月見」、「望月」という月を見る風習が 中国から日本の貴族社会に入ってきて、 「月見の宴」…
続きを読む平和な一日を!
一つのことを願い、願ったことに留まることの難しさ。 願って祈ることと、実際に行っていることが異なる。 その自分の矛盾な姿が、自分自身にも見えているのに、正さない。 それゆえ、心は平和を失い、歩く道はいくつにも割かれ、 割…
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