牧師室
御翼の陰に
神は、人間がご自分を理解できるようにと、貧しい者の一人として、身分の低い、砕かれた者の姿でキリストを送られました。もしキリスト・イエスがわたしたちの中に住まわれなかったら、神は依然としてわたしたちにとって遠く離れた存在で…
続きを読む聖なる日に
キリスト、すべての命の救い主。 あなたはいつもわたしたちのところへ来られます。 あなたをお迎えします。 夜の平和のうちに。 昼の静けさのうちに。 創造の美しさのうちに。 激しい内なる葛藤のうちに。 あなたをお迎えするとは…
続きを読む命の循環
命の循環。消費社会の中に慣れてしまった人には気づかない。お金が全ての決め手になっているから。人間だけがお金で他の命を買い取って殺し、食べている。しかも必要以上に。他のすべての命あるものが、人間の欲望を満たすために命を差し…
続きを読む聖貧な人
与えられたものをささげる。ハンナは祈って与えられた子を神さまの働き人としてささげた。子を産めない女というレッテルがはられ、生きる希望さえ失っていた彼女の祈りに、神さまは応えてくださり、子どもを産めない女というレッテルを外…
続きを読むクリスマスとわたし
「わたし」って誰?と問いかけたくなる時がある。特に師走の季節を迎えると、我失うほど忙しく動いていると、本当の自分が誰なのか忘れる。けれども、その日に存在した者が自分である。そんなはずではなかったと消したくなる行動や発言を…
続きを読む出身地
人々は出身地や出身大学、親の名声などを訪ねる。それらを重んじているから。聖家族になったヨセフの仕事は大工。マリアは田舎のナザレという小さな村出身で無名の大工の妻。彼らに、人間的に誇れるものは何もない。彼らが神によってイエ…
続きを読む純粋に
人や組織に雇われた者として、どれだけ馬小屋の救い主の道を伝えることができるだろう。雇われている分だけ報酬は保証されているとしたら、本当に体を丸出しして低く降る方を伝えることができるだろうか。むしろ、こういう状況の中にいる…
続きを読む信じること
この時期になると、特に神社の前に飾られている多くの人の願い事の紙がつるされている光景を見る。以前、若い頃、韓国の教会の青年会のサマーキャンプで、みんなで書いた願いことを十字架に貼り付けて祈り、それを燃やしてキャンプファイ…
続きを読む冒険
アドベント、冒険する季節。心の扉の一つ、もう一つを外へ向けて開く季節である。開いたことのない扉を開くことで初めて見えてくるものがある。最も良いものを携えた人が、みすぼらしい姿をして私の先を歩いていることを。わたしを怒らせ…
続きを読む自由
この世に存在するものを基盤にして信仰を組みだてることはできない。存在するものは必ず変わるから。知識的神学をベースに信仰を組みだてることも難しい。それらも時代と共に変化するから。キリスト者は、自分に与えられた賜物を信じ、そ…
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