牧師室
空っぽの充満
秋の実りを生み出して空っぽにされた畑は農夫の心をときめかす。限りない可能性を抱いているから。家も掃除をしてきれいになれば、招く人をリストアップするように人の心に喜びをもたらす。心のことは言うまでもない。空っぽになれば、歩…
続きを読む暗闇の光
ある人は「イエス、心の光、わたしの暗闇がわたしに語り掛けないようにしてください」と祈った。内面の暗闇が話しかけてくることを許してしまうと、復活のキリストと対話せずに、自分を傷つけ、また他者をも傷つけることに心を奪われてし…
続きを読む連帯
ある男は神を探し求め、純粋な道を求めて夜イエスの所を訪ねてきた。自分の中の深いところの渇きを、律法を守ることや多くの財産や知識では満たすことができなかった。イエスは彼に、「あなたに欠けているものが一つある。行って持ってい…
続きを読む誠実
コツコツと与えられたことを行うこと。これを実現することが何と難しいことか。自分と人とを比較したり、置かれた状況を悲観的に捉えたり・・・心を新たにして歩み出しても、三日坊主の歩み方の中にとどまってしまう。しかし、わたしには…
続きを読むどんなときも
祈り。それは心を神に向ける行為。わたしの内側におられわたしを他から守ろうと、城壁のようになってくださっている方に思いを寄せること。それは、いつでも。それだけ「わたし」の中には無数の「あなた」がいて、わたしを惑わせようと発…
続きを読むあなたはどちらですか。
世には二つの部類の人がいる。それは、豊かな人と貧しい人ではない。豊かな人とは、その人の良心と健康状態をまず知らなければならないから。謙遜な人と傲慢な人でもない。驕り高ぶっている人は人とは思えないから。幸せな人と不幸な人で…
続きを読む革命
わたしたちの内面は古い習慣や言葉によって形成されている。それらが、「わたし」という古い世界観を形づくり、今のわたしを災いへ導く働きをする。その古い世界観に革命を起こさなければ幸いに至る道を見出すことはできない。静かで、平…
続きを読む帰れ
今このままで尊いのは、ほかだれでもなくわたし自身なのに、自分だけがその事実に気づかない。関心がないのだ。なぜなら、長い間、奴隷のように守ってきた固定概念に執着しているから。「~すべき」ことは一つもないのに無数の律法を無意…
続きを読む選択
全てのことには原因がある。わたしに起きてくるすべてのことは、そうなるようにした何かのことが原因で起きているのである。心に平安がない、体が疲れている、どこからきたのかわからない不快感、憎悪感、眠れない・・・すぐ近くでその理…
続きを読む応答の力
午後からの大人たちの聖書の学びが終わって幼稚園の方を通ったとき、園丁で遊んでいた一人の園児から、「今日、聖書の話の時に一つ言うことを忘れたでしょう?」と言われた。何のことかと思いだそうとしていたら、「だって、いつもは前の…
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