牧師室

三日月

昨日はきれいに見えていた三日月が 今日は雲に隠れて全く見えない。 三日月のように小さく天真爛漫なときが 昨日のように鮮明に記憶にあるのに 瞬く間に六十の棘を超え、 どのように死を迎えるかを悩んでいる。 人の一生涯はこんな…

続きを読む

善と悪

何が善で、何が悪なのだろう。 貧しい人の人の必要に関心をもって 助けての手を差し伸べることは善である。 それは、誰もが知っている。 貧しい人のものを奪い取ったり 社会的に弱い人々の立場を利用して 自分の目的を達成しようと…

続きを読む

海からあげられた大魚に執着する烏。 つついていて食べるのに必死であるのを見たのに、 私が近づくと離れて、まるで関係のないような顔をする。 ずるいのは、人間だけでなく、烏も。 それは、被造物すべてが持っている特別な感覚なの…

続きを読む

自由

体の部分部分が欠けていく。 目、耳、歯、腰、足、膝…そして記憶! 欠ける一方で新しく生まれるものはない。 それどころか、わがままや欲望が頑固になってきた。 肉体の衰えに内面の変化のバランスを合わせられない。 しかし、「仕…

続きを読む

聖トマスの日

今日は聖トマスの記念日。 彼は疑う人の代表として表されている。 復活した主の手に釘の跡を見、 自分の指を釘の跡に入れてみなければ決して信じないと言って、 主の復活を証言する弟子たちの言葉を打ち消す。 きっと彼は、強い確信…

続きを読む

けち

教会のミニバザーで、 バングラデシュの品物を売っていただいたお金(13,300円)を 井戸ばた基金の口座に送ろうとしたら、 硬貨代(3千3百円)が110円かかると言う。 もったいないと思って自分の口座から同金額を送り、 …

続きを読む

信頼

知恵のある人とはあらゆる状況の中で学ぶ人。 それが自分にとって不利な状況であっても そこから学ぼうとする人は優れた知恵の持ち主。 強い人とは自分勝てる人。 自分が足りない者であることを知り、 自分自身と約束したことを守る…

続きを読む

難民の日

6月20日、今日は世界難民の日 故郷を追われた多くの人が世界各地に散らされ 受け入れてもらえないままさ迷っている。 聖書は、旅人を受け入れてもてなすように勧める。 イエスさまもかつては難民としてエジプトに下り、 転々とし…

続きを読む

共同性

共に生きる道のりでは、時々、 立てた計画が変更になるときがある。 それは、群れの誰かの都合によって変えられるが、 それをその人の責任にしてはならない。 私も誰かにとっては都合の悪い一人なのかもしれなければ、 いつそうなる…

続きを読む

白百合

庭いっぱいに香りを漂う白百合 庭の隅々にまで百合の香りは届き どんよりとした空の下にいるものらの心を幸せにする。 自慢することも、誇ることも、威張ることもなく、 ひたすら自分に与えられた香りを惜しみなく放つ 美しいとはそ…

続きを読む