沈黙の中ですべては実りある道を見つける。 春に芽生える自然界の命らは、土の中の深い沈黙の中で暖められ、芽を出す。 お母さんのお腹の中の子どもは、羊水の中の静けさの中で守られ、成長する。 人間の体は成長するときに音を出さな…

いったい何のためにこんなにはかない中を人は忙しく騒ぎ回り、 蓄えようとしているのだろう？ 聖書（ルカ12章）で、 イエスさまはある金持ちの話をなさった。 金持ちは、豊作のとき、倉を拡大して、借り入れたものをきちんと収めた…

「涙の谷さえも生きた泉となる」。 そのとき、私たちは自由になるのです。 周りの人々やものごとを、詩心で見るようになります。 自由になった心で、終わることのない命の夜明けを、 この地上で垣間見るのです。 （Br.ロジェ） …

Many Winters たくさんの冬 わたしは孤独な月を友として生きてきた。 自分の人生が分からなくなったり 自分がなぜ人間に聞き入れられないのかわからなくなったとき わたしが話しかけるのは、いつも大地だ。 すると大地…

キリスト・イエスとの交わりを生きる中で、 一つの始まりから次の始まりへと旅をする人はだれでも、 自分の進歩や後退に心を奪われる必要がありません。 存在の深みにまかれた福音の種は、昼も夜も目を出し、 成長し続けるのです。 …

（フランシスコ会神父 リチャード・ロアの本『Things Hidden』より） もう頑張ることをやめよう。 これ以上現実性を強要しないように。 自分を降ろすことの神秘。信頼の神秘を学ぼう。 そうすれば、それが、あなたを通…

それがそれであるという事実の その対象を正しく見つめる自分の認識の乏しさ。 命の危機にさらされて絶叫する生き物を前にして、 我に返ったとき、自分の愚かさ、醜さ、 私の可愛いペット、私の大切なもの、私の好み、私の所有物･･…

十分に理解できないことが一つあります。 それは、土の器のようにもろい私たちを なぜ神はキリストの希望を担う者として 招かれるのかということです。 偉大な輝きは神から出るのであって、 私たちから出るのではないということを。…

朝、起きられること 息をしていること 日常があること 歩けること 人と話ができること 食べ物に事欠かないこと 平凡なことが坦々と行われること そして、夜、眠れること これらは奇しき業 その業を毎日経験している私。 ～～～…

私とあなたという境界がなく 私のものとあなたのものの区別がない世界 息をしているものはすべて一つ その命はひとりの方からいただいた どの命もかけがえのないもの この世を生きる短いときの中で その命を養うために与えられたも…