議長だより(教会だより2022年1月号)
2022.2.24

議長だより

 新しい年を迎えました。学生の頃は、年が改まるというのは、けっこう大きな意味がありました。学年が進むことに繋がっていたからです。しかし、年を重ねると、年が改まることに、それほど意味を感じなくなってきます。10月から11月になるのと、12月から1月になるのは、それ程違いがないようにも思えます。ただ、やはり、元旦を迎えると改めて、今年はどんな一年になるのだろう。今年はどんな年にしようと考えるものです。やはり新年は、気持ちを切り替える、一つのきっかけになります。しかも、このコロナ禍が続く中、気持ちを切り替える起点を求めているような気もします。新年は、いい機会かもしれません。

 教会讃美歌の49番に新年の讃美歌「新しい年を迎えて」という讃美歌があります。2番の歌詞は、「過ぎ去った日々の悲しみ、様々な憂いは全て、キリストにゆだねまつって、み恵みがあふれるような、生き方を今年はしよう」というものです。悲観的な要素はたくさんありますから、悲観的な思いに駆られるのも仕方ないでしょう。でも、どんな悲観的な場所からでも、馬小屋からでも、十字架からでも、神さまは希望をつくり出す力を持っています。ですから、私たちも、どんなところからでも、神さまに喜ばれるようなことをすることができます。

 悲しみや憂いは全てキリストにゆだねて、み恵みがあふれるような生き方を、今年はしましょう。

吉田達臣