議長だより(教会だより2023年5月号)
2023.5.19
携わっている幼稚園が、昨年の4月から認定こども園になり、乳児も入ってくるようになりました。乳児の可愛さは、幼児の可愛さと少し違います。抱っこされながら、いつの間に眠ってしまうと、一段重くなります。完全に脱力して、全体重を委ねられます。その時に、とてもかわいくて、愛おしく感じます。安心して、信頼してくれたのだなあ、と思います。おぼつかない姿で、つかまり立ちを始め、おぼつかない姿でやがて歩き始めて、尻もちをついたりする姿も愛おしいです。少しずつしゃべり始め、言い間違いをするのもかわいいです。失敗したり、うまくいかない姿を見て、かわいいとか愛おしいとか感じる心は、よく考えると不思議です。少なくとも自分が子どもの頃は、分かりませんでした。信頼されて、すべてを委ねられることが、嬉しい、という思いもよく考えると不思議で、子どもの頃には分かりませんでした。
神さまから見て、私たちは小さなもので、おぼつかないもので、失敗するものでもあります。でも、神さまの大きくて深い愛情を信じて、すべてを委ねてよいのだと、改めて感じます。
吉田達臣