副議長だより(教会だより2024年11月号)
2024.12.10

 災害や戦争で不安と恐れ、悲しみと痛みの中にある方々に主の慰めとお支えをお祈りいたします。また、私たちの国では国政選挙が行われ、少なからずの混乱の中にありますが、主がこの国を導いてくださるように祈ります。神さまに生かされているこの世界とこの国で、私たちに託されている責任を果たすことができますように。

 さて、先般の常議員会で定められた「教会特定支援規程」について紹介します。これは、教団総会でも説明がありました通り、自立を目指す地域教会の宣教の安定のため、地区を通して教団が支援することを目的とする取り組みです。常議員会では、「地区を通して」というこのことをとても大切に受け止めています。地域教会の宣教に地区としてどのように協働できるのか、さらには地区全体でどんな宣教を目指すのか、地区の運営委員会や役員会などでよく話し合った上で決断をして、教団に支援を申請する形となります。申請の期日は、毎年9月末、今年度に限って11月末です。

 私たちの教団では、それぞれの地域教会で牧師を招く「一教会一牧師」の体制がもはや難しくなっています。たとえ現在牧師が与えられている教会も、近い将来どうなるかわかりません。そうした中で、地区内の諸教会が祈りを合わせ、手を携えて、ともに主の福音を宣べ伝える営みが重要となっています。この教会特定支援も、そうした歩みに寄与できることを願っています。

白井真樹