キリストの心(教会だより2024年12月号)
2024.12.17
『言の内に命があった。命は人間を照らす光であった』
ヨハネ福音書1章4節
クリスマスが近づいています。牧師としては三つの教会と深川めぐみ幼稚園のクリスマスの準備に取り組んでいますが、個人的に楽しみにしていることがあります。それは4歳半の長女の幼稚園の聖劇を観ること。昨年から長女を自宅から一番近い幼稚園に通わせていますが、そこは近年の少子化もあって少人数の子どもたちが元気に過ごしているカトリック教会付属の小さな幼稚園です。クリスマス会の聖劇は満三歳から年長さんまで全園児で演じるもので、数か月かけてじっくり準備されます。聖劇の前半は「天地創造」の物語を年中児以下の子どもたちが元気に演じます。水と風、光と闇を演じる子たちがステージ上を優雅に舞い、太陽と月と星、花々と動物たちが神を賛美し歌います。後半のキリスト降誕の場面は年長さんが演じ、マリアやヨセフ、天使や羊飼いのセリフは配役の子がたった一人で歌うミュージカル仕立て。本番の上演時間は1時間にも及び、まさに大作といった趣きです。保護者として観覧に行くとだれしも自分の子ばかりに目が行くものですが、子どもたち全員がきらきらと輝き、天地創造と主の降誕によって示されたいのちの輝きと神の愛を体いっぱいで表現していて、最初から最後まで感動の連続でした。クリスマスの時、そのように私たちも自身のあり方を通して、神の愛といのちの輝きを喜んで表現することができたらと思います。
(旭川・深川・北見教会牧師 西川真人)