バッハとルーテル教会

ヨハン・セバスチャン・バッハはルーテル教会の生んだ偉大な音楽家です。バッハはルーテル教会の信徒であり、また教会のオルガニストをしていた時期もありました。会衆の歌える賛美歌(コラール)を次々に作ることで、バッハはその伝統の中でその会衆讃美歌を生かし、彼の教会音楽の中心に据えたのです。ルターの作詞作曲したコラール「深く悩みの渕より」を元にバッハが作曲した教会カンタータ第38番「深き悩みの渕より、我汝を呼ぶ」は有名です。