ルターハウス進捗状況

2016.11.30

2016年10月17日、日本ルーテル神学校4年NRK神学院・西川真人寮長の退去をもって、ルターハウスは50年にわたる歴史は一旦幕を閉じ、入り口に懸けられた十字架を下ろしました。

野川のせせらぎと、アメリカンスクールの喧噪を聞き、飛行場とサッカースタジアムを背後に持つ、私たちのルターハウスが注目を浴びたのは、丁度1年前『信徒の友12月号』の特集記事でした。寮生のルーテル学院大学1年(当時)、新井航君の3ページに亘る署名記事が、写真入りで掲載されたのです。

記事のタイトルは、「若者の共同体の中から信仰の導き手を生み出す」です。これぞ長年ルターハウスが担ってきた働きです。だが1950年代に立てられて、宣教師の子弟が上京し学ぶための寄宿舎として建てられた建物は老朽化が進みました。耐震基準は引き上げられ、水廻りは故障が絶え間なく、雨漏りもあり、修理は限界となりました。

そこで再開発計画が発案され、委員会が立ち上げられました。会議を重ねて、この歴史あるルターハウス発祥の地に、私たちの改革を推し進める拠点として、新生ルターハウスを新築することとなりました。

現在は12月からの本格的な解体に向けて、後世に引き継ぐべき大事な物と、捨て去って新しく作り出すべき物とを見極めながら、作業を進めております。

来年10月31日の宗教改革500周年には、美しい姿でルターハウスは甦ります。そして学生だけでなくNRK全体の祈りの場として、活用でる力も加えられます。どうぞ皆さまお祈りに憶えられまして、お力添えをいただきたく存じます。

ルターハウス舎監 北川逸英

聖書に立ち帰る ☆聖書を読み、キリストの声を聞こう ☆その恵みをいただいて信徒の働きを生かそう

ルターハウスについて

2016.10.30

NRK宗教改革500年記念事業の一つとして進められている「ルターハウス」再建計画に伴い、去る八月三〇日には、現在のルターハウスでの最後の聖餐礼拝のときが持たれ、これまでルターハウスを通して私たちに与えられてきた神さまの豊かな恵みと賜物とに感謝をささげると共に、これから具体的に始まっていく再建計画と、その間のルターハウス寮生、神学生の歩みが主によって守られ導かれるようにと共に祈りを合わせました。

来年10月の完成予定まで、単身の寮生2名は大学のルター寮にお世話になります。また家族持ちの神学生2名は近隣の賃貸住居で過ごすことになります。月に一度もたれているルターハウス聖餐礼拝は今後ルター寮内のチャペルを使わせていただく形で継続し、9月30日にルター寮チャペルでの初めてのルターハウス聖餐礼拝がもたれました。このたびのルターハウス再建は、隣接する

ルーテルハイツ(収益事業部門の賃貸住宅)再建を含めたルターハウス敷地全体の再開発となる大きな計画ですが、この計画のために必要なことが備えられ整えられて、一歩ずつ着実に進められていることに感謝いたします。新ルターハウスのための募金活動も始まっておりますが、この計画が今後も主のみ心に適って進められますよう、皆さまのお祈りとお支えとをどうぞよろしくお願いいたします。

教団事務局長 江本 真理

ルターハウス献金にご協力ください

2016.9.30

 何年も前からルターハウスの老朽化のことは話題になっていましたが、いろいろな事情からなかなか具体的な動きになりませんでした。実際に住んだ方や住んでいらっしゃる方からその実情を聞くと、ルターハウスの建物は本当にひどい状態でした。やっと来年の宗教改革500年記念事業として再建が実行に移され、新ルターハウスができることをとても嬉しく思っています。新ルターハウスは、私たち教会員の将来を荷ってくれる教職を志す神学生だけでなく、一般学生も迎え入れてくれます。また修養会や研修会などでも使用できる機能も備えられる予定で、ここでのみなさんの生活、私たちの研修などが守られるようにと祈りながら献金したいと思います。

 NRK宗教改革500年委員会でも話し合いが続き、札幌中央教会員の瀬戸軍平さんが献金委員長になってくださり、私と江本真理牧師が献金委員となって、目標額500万円のルターハウス献金をお願いすることになりました。尊い私たちの献金は、新ルターハウス内の礼拝堂で使用される備品(椅子等)、また新ルターハウス内で必要とされる備品のために使われます。信徒一人一人が神学生のためだけではなく、神学生を支援することは自分たちの教会の未来、自分自身の未来へつながることだと深くおぼえて、献金していただけたら嬉しいです。

 宗教改革500年の2017年をみなさんと一緒に聖書を通読して迎えることも大きな喜びですし、さらに、この記念の年に向けてみんなで教会の将来のための祈りと献金ができることはなんと素敵なことでしょうか。信徒が心を一つにしてルターハウス献金に協力することは、2017年10月のルターハウスの完成をみんなで喜ぶことにつながります。どうかルターハウス献金へのご協力をよろしくお願いします。

献金委員 松本 純

新ルターハウスの為の献金が始まります!!

2016.04.28

主に在りて

これまでの「教会だより」においてルターハウス再建の計画が伝えられています。

現在のルターハウスは築後50 年を越え老朽化が甚だしく、耐震についても心配な状態です。そのため、ルターハウス出身の教職の先生方や神学関係の先生方が中心になり長年に渡り再建が模索されていたのですが、主に財源の問題等で断念せざるを得ない状況が続いていました。

しかしこの度、長年の祈りが叶い再建される事になりました。

ルターハウスは主にルーテル学院大学や神学校に通いながらNRKの教職を志す人達と他大学に通う信徒の子弟とが共同生活をする場ですが、ただ単に宿泊する場という訳ではありません。

ここでの生活や神学生同士の友情などを通して学び、礼拝堂で祈り、牧師としての人間形成を育てるとても大切な施設になります。修練の場といっても良いかもしれません。

私はNRKの将来を想うとき一番の心配事は教会があっても来てくださる牧師先生がいないのではないかという事です。

現に私が所属する北海道地区は九教会があるのに対し、四教会が牧師不在でその内三人の先生方は既に定年を過ぎて働いてくださっています。これが現実なのです。

新しい器(新ルターハウス)が出来ても果たして牧師を志して入ってくれる人がいるのか不安な面もあるのですが、その人達に環境を整えておく事が今を生きている私達の責任ではないかと考えています。

「宗教改革500 年準備委員会」では500 年の記念に相応しい計画の一つとして新ルターハウス内の礼拝堂および備品の為に500 万円の献金をお願いする事になりました。

「信徒が神学生を支え育て、その神学生が牧師となり信徒を良き信仰に導く」

ルターハウスは牧師を志す人の為だけにあるのではなく信徒の私達自身や私達の教会の為にあるという事を覚えて下さり目標額に向けて皆様方からの献金のご協力をお願い申し上げます。

尚、後日各教会を通じ「献金趣意書」で具体的なお願いをご案内致しますので宜しくお願い致します。

「宗教改革500 年準備委員会」募金委員長

瀬戸軍平 (札幌中央ルーテル教会会員)

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